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歯ぎしり(ブラキシズム)により顎関節症が発症する理由

寝ている間や日中でも知らず知らずのうちにしている「歯ぎしり」ですが、歯や歯茎、顎関節や顎周りの筋に大きな負担をかけ続けています。歯ぎしりは英語でブラキシズムとも言いますが、この「歯ぎしり」や「強い食いしばり」は顎関節症の発症と強い関係があります。

歯ぎしりがどのようにして顎関節症を発症するのかを解説します。

歯ぎしり(ブラキシズム)とは

歯ぎしりと聞くと、寝ているときにガリガリと強く歯を噛み合わせるイメージがあると思います。これが「グラインディング」と呼ばれる歯ぎしりで最も多い状態です。

実は、歯ぎしりの中には「食いしばり(クレンチング)」、「タッピング(歯をカチカチ鳴らす)」も広い意味で含まれます。日本人の7、8割の人が経験していると言われる「歯ぎしり」ですが、それぞれ種類ごとに見ていきましょう。

グラインディング

上下の歯をギリギリ・ガリガリと強くこすり合わせる癖がグライディングです。主に就寝時におこなうことが多く、朝起きたときに「顎の痛み」「頭痛」「筋肉の疲労・緊張」などの違和感がある場合にはグライディングをしていた可能性があります。

グラインディングは、一晩におこなう時間は短いもののその力は強く「ガムを噛む時の数倍から十数倍以上もの力」が歯や顎に加わっていると言われています。これほど上下の歯を強くこすり合わせると当然ながら「歯の摩耗」、「歯の欠損」、「グラつき」などが生じやすくなります。

長期間にわたって継続的にグラインディングがおこなわれると上記のような症状から「咬合異常」、「顎の位置のズレ」が起こり顎関節症の発症リスクが高まります。

食いしばり(クレンチング)

食いしばり(クレンチング)は、日中に無意識のうちに上下の歯をグッと強く食いしばる癖のことです。毎日長時間食いしばりを続けると、歯や筋肉そして顎へダメージを与えます。

食いしばりは歯ぎしりと違って、音が出ないこともあり周囲の人たちは誰も気がつきません。また、本人も意識しないまま食いしばっていることが多いため、顎が疲れる、痛いという症状と関連づけて自覚しにくいものです。

食いしばりが続くと、当初は筋肉の疲労、違和感が残るようになりますが、次第に症状が重くなっていくと、筋肉の痛みや顎の痛みなど、顎関節症の初期症状が発症することがあります。

タッピング(歯をカチカチ鳴らす)

タッピングは上下の歯をカチカチと連続して当てる癖のことです。

歯をカチカチと合わせる程度なら顎関節症への影響はさほど無いと思われるかもしれません。しかし、タッピングは一回の衝撃は強くないものの、コツコツと歯を頻ぱんにぶつけ合うため、歯や歯茎にダメージを与えます。また、下顎を絶えず動かし続けるため顎や筋肉にも負担をかけることになります。

「歯の咬耗・欠損」「歯周病の悪化」「被せ物が外れる」などの症状が起きて、結果的に上下の歯の噛み合わせが悪くなることがあります。

つまりタッピングも顎関節症を発症する条件が揃っている悪い癖と言えます。

歯ぎしりの原因は?

就寝時から活動中まで無意識のうちに強く歯をこすり合わせる「歯ぎしり」ですが、何が原因で引き起こされるのでしょうか?

その原因は、噛み合わせ不良や精神的、肉体的なストレスが考えられます。

咬み合わせ不良

歯並びがキレイで咬合に問題がない人でも歯ぎしりはおこないます。しかし、上下の歯の噛み合わせが悪い状態になると、顎関節症を引き起こすような強い歯ぎしりを引き起こすようになります。

それは、寝ている間の顎の動きにあります。寝ている間は、無意識に呼吸がしやすい位置に顎を動かそうとしますが、その時に邪魔になる歯があると、そこを重点的にギリギリとしてしまいます。そして、歯が削れて、顎が安定する位置が習慣的に決まってくることで、同じ場所を噛みしめる原因にもなります。

そのため、力が過度にかかった歯がぐらついたり、顎関節に負担がかかったりすることで、顎関節症を発症することになります。

ストレス


歯ぎしりをする原因で最も多いと言われるのがストレスです。強い歯ぎしりは寝ている時に引き起こされますが、特にストレスを抱えて眠りが浅い状態でよくおこなわれます。その際に「不安」や「心配」な気持ちを解消するために歯を強く噛みしめたり、ギリギリと歯ぎしりをするのです。

また、ストレスが原因で日中の活動中に「噛みしめ」をする人もいます。仕事や家事など緊張や集中をともなう作業中に噛みしめをするケースが多く見られますが、こちらも歯ぎしり同様に無意識におこなうことがほとんどです。

ストレスによる重圧を受けて、それを耐えるかのように「長時間噛みしめをする行為」は歯や顎に悪影響なのは言うまでもありません。

疲労

肉体的な疲労も睡眠中の歯ぎしりの原因の1つです。肉体的な疲労が蓄積すると自律神経が乱れ、それが精神的なストレスに転化し睡眠時に歯ぎしりとなって現れるというものです。

睡眠中にガリガリと強い歯ぎしりをすることは、自身の睡眠を妨害している状態でもあるため、さらに疲労が蓄積します。

睡眠の質が落ちることで、精神的・肉体的なストレスと疲労も蓄積され悪循環に陥ってしまいます。

歯ぎしりが顎関節症の発症リスクを高める理由

顎関節症を持つ人の多くが「歯ぎしり・噛みしめ」の癖があると言われています。その理由は、歯ぎしりを続けることにより、歯や歯茎、筋肉、噛み合わせなどに異常が起きるためです。

どのように顎関節症の発症リスクが高くなるのか見ていきましょう。

虫歯、歯周病になる

歯ぎしりが続くと、「歯をすり減らす」、「歯にヒビが入る」、「歯を支える歯茎が痩せる(下がる)」「歯槽骨に大きな負担にかける」など、歯そのものや歯周組織に悪影響を与えます。

歯のヒビの間に細菌が入り込むと虫歯の原因になりますし、歯茎が痩せると歯周病の進行を早めます。そして、虫歯や歯周病になると、歯が揺れるようになったり、咬合不良につながったりと、顎関節症が発症するリスクが高まります。

咀嚼筋痛による顎の不調

咀嚼筋(そしゃくきん)とは、食べ物を噛むときに使う顎から側頭にある筋肉群のことです。歯ぎしりをしている間はこの咀嚼筋群は絶えず働くことになります。

ちなみに男性の噛む力は強い人では約70kg、女性では約50kgを超えると言われていますが、歯ぎしり癖がある人の中には寝ている時にもこれ位の強い圧力で噛み合わせています。

寝ている時の歯ぎしりは、下顎を断続的に動かし続けているため、「咀嚼筋」も一緒に運動していることになります。つまり強い負荷をかけた筋力トレーニングをしているような状態ですので、咀嚼筋や靭帯など顎口腔に大きな負担をかけることは言うまでもありません。

このように過剰に咀嚼筋を使うことで筋肉は緊張し咀嚼筋痛を引き起こします。
咀嚼筋の過度な緊張と不正咬合が下顎の偏位を引き起こし顎関節症の発症へとつながります。

噛み合わせが悪くなる

歯ぎしりや食いしばりが習慣化すると、「歯のすり減り」「歯の傾き」「歯並び悪化」の原因になります。本来きれいに並んでいた歯列が、歯ぎしりによってバランスを崩すと当然ながら上下の歯の噛み合わせは悪くなります。

今まで上の歯から伝わる衝撃や力を下の歯全体で受け止めていたのが、噛み合わせが悪くなることにより一部の歯だけに負担がかかることになるからです。

歯ぎしりによって、全体の噛み合わせが悪くなり、さらに左右の噛み合わせの高さ、顎の位置もアンバランスになることで、顎関節症の発症につながることになります。

歯ぎしりにより顎の痛みが強くなったら専門医に相談

歯ぎしり(ブラキシズム)により顎関節症が発症するリスクについて解説してきましたが、無意識のうちに自身の歯や筋肉さらに顎関節を傷つけている「歯ぎしり」には、注意が必要です。

もし、歯ぎしりに心当たりがあったら、ストレスを溜め込まないことも大切ですが、就寝時にはマウスピースを着用するなどの予防や対策が必要です。また、歯ぎしりが慢性化して、顎の痛みや筋肉の痛みが続くなど、顎関節症が発症しているかもしれないと感じたら、できるだけ早めに専門医に受診することです。

新宿デンタルオフィスでは、予約制の無料カウンセリングを実施しています。(1回 3~4時間)歯ぎしりによる噛み合わせの悪化、顎関節症でお困りならお気軽にご相談ください。

 

まずは専門医による無料カウンセリングでご相談ください。電話03-6304-0917

2017-09-11T12:09:21+00:00