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頭蓋・口腔から始まる全身調整法 2025-09-12T12:59:12+00:00

頭蓋・口腔から始まる全身調整法

当院では、取り外し式の矯正装置を使用した顎位矯正術で、収縮した筋肉を補正しながら下顎の歪みを正しい位置へ導きます。
そうすることで、全身とのバランスが取れた、本来の顎位へと誘導され、顎位が生体に馴染みやすくなります。

しかし、長年歪んだ状態で生活していると、筋肉の使い方には癖や偏りが生じています。
そこで当院では様々な手技療法を活用し、すでに凝り固まった筋肉、筋膜を口腔内から調整していきます。

当院では、PNF療法・デンタルリフレクソロジーの資格を取得した衛生士が施術します。

頭蓋・口腔筋膜調整法(コーフセラピー)

【CORFセラピー(Cranio-Oral Release Fascia Therapy)】

当院の歯科衛生士が考案した、口腔内と頭蓋の筋膜ラインに着目したオリジナルの手技療法です。
口の中の筋肉や筋膜に直接アプローチし、顔や頭部の緊張をゆるめることで、リフトアップ・顔の左右差の改善・顎関節の機能回復をサポートします。さらにその影響を通じて、全身の筋膜バランスや自律神経へも働きかけます。

「頭蓋のバランス → 姿勢バランス → 内側からの軽やかさ」へと導く、これまでにないトータルセラピーです。

こんな方におすすめ

  • 顔の歪み・左右差・たるみが気になる方
  • 噛みしめや食いしばり、顎の緊張・首肩のコリにお悩みの方
  • 慢性的な体の歪みやねじれを感じる方
  • 自律神経の乱れやストレスを抱えている方
  • 表情が硬くなった、笑顔が作りにくいと感じる方
CORFセラピー

PNF療法による顎関節・表情筋アプローチ

PNF療法では、口輪筋・笑筋・眼輪筋など一つひとつの表情筋や、咀嚼筋にアプローチすることで、筋肉の使い方の癖を取り除きます。
これにより、顎位矯正術との相乗効果が得られ、歪みの改善につながります。
さらに、左右非対称に使われていた顔の筋肉をトレーニングすることで、左右対称で自然な表情へ導くことが期待できます。

【PNF療法とは】
PNFとは「Proprioceptive Neuromuscular Facilitation(固有受容性神経筋促通法)」の略で、日本語では「神経筋促通法」とも呼ばれます。

筋肉と神経が本来の動きを思い出し、自然に働けるように導いていくアプローチです。眠っていた筋肉を目覚めさせ、バランスよくつながるように調えていくことで、表情筋や咀嚼筋をスムーズに使えるようにしていきます。

1940年代後半にKabat博士が身体機能を向上させるために構築した運動療法で、脳卒中などの中枢神経疾患や整形外科疾患のリハビリに用いられてきました。
また身体全体の筋バランス、柔軟性、運動機能の改善と向上が期待できるため、スポーツの分野でも幅広く取り入れられています。

外側翼突筋・内側翼突筋マニピュレーション

口を開けたり閉じたり、食事をするときなどには、咀嚼筋という顎周辺の筋肉を使います。

咀嚼筋には、側頭筋・咬筋・外側翼突筋・内側翼突筋の4つがあります。
正しい顎位に導くには、それぞれの筋肉の過緊張を取り除くことが必要ですが、その中でも、外側翼突筋・内側翼突筋は、深層にある筋肉で顎関節症との関係が特に深い筋肉です。
外側翼突筋と、内側翼突筋は交互に働き顎を左右に動かすなど、連動していますので、2つの筋肉の緊張を取り除くことは、顎のスムーズな動きに重要です。

ですから、顎関節症を発症して、開口時に顎にお痛みがある方はもちろん、噛み合わせ不良がある方、歯ぎしりや食いしばりの強い方、下顎に歪みがある方、首、肩その他身体のコリが強い方は、必ずと言って良いほど外側翼突筋・内側翼突筋に強い緊張があります。

また、外側翼突筋は顎を動かす働き以外に顎関節に直接着き、顎関節を保持し、顎位を安定させるために常に働いている筋肉です。
最近の研究では、外側翼突筋に連続的に刺激が加わることで、脳の中枢が痛みの感度を異常に増大させることによって、線維筋痛症を発症させるという報告もされています。

当院では、取り外し式の顎位矯正装置等、様々な方法で外側翼突筋を緩める方法がありますが、衛生士による外側翼突筋・内側翼突筋マニピュレーション(口腔内より触り緩める操作)も行っております。
外側翼突筋・内側翼突筋は、表面からは直接触れられず、また、頭蓋骨の中心に位置する蝶形骨という骨に付着する繊細な筋肉でもあります。触る角度や圧を的確に行うことによって即効性も期待できる方法です。

デンタルリフレクソロジー

お口の中の反射区にアプローチする手法です。反射区とは、各器官と内蔵に繋がる末梢神経の集中箇所で、口腔内には全身につながる反射区があると言われています。
ソフトなタッチで、ゆっくりとお口の中の反射区を刺激していくと、リラックス効果がもたらされ自律神経が調整されます。顎関節症で痛みや不快感がある場合、自律神経の交感神経が優位になりやすく、デンタルリフレクソロジーで副交感神経を優位にすることで、顎関節症の治療の促進が期待できます。
また、お口の中の感覚はとても敏感ですので、お口の中の反射区を刺激することで、全身のマッサージを受けたような爽快感を持たれる方が多いことが特徴です。

この施術のリスク・副作用について

硬直した筋肉の補正時に「痛み」や「口の中に違和感」を感じるケースがあります。

まずは専門医による初診カウンセリングをご予約下さい。電話03-6304-0917