顎位矯正術
顎位矯正術(がくいきょうせいじゅつ)とは、ずれた下顎位を正しい位置に誘導し咬合再構築をおこなう治療法です。
単に歯列を矯正するだけではなく、下顎の位置を正しい位置に矯正することにより、噛み合わせと顎関節症の改善を目指すという、新宿デンタルオフィスが、開発した顎関節症の治療方法です。
顎位矯正術の基本的な概念
下顎骨の正中が合って、左右の顎関節のズレがない状態で、上下の歯列と歯牙関係を是正し咬合再構築をします。
プレートによる顎位矯正術で下顎位を正しくします。下顎位の大きなズレは歯を削るなどの咬合調整ではできないため「削らない治療」をおこないます。顎位矯正術は、骨学、筋肉学が重要になるため、知見を持つ専門医が治療にあたります。
抜本的な顎関節症の治療方法


顎位矯正術は、まず患者様の「顎の歪み」「ずれを分析」した後に、当院のオリジナル咬合器で、顎を正しい位置に誘導する抜本的な顎関節症治療です。片方の下顎が上部に入り込む、捻れるなどの顎関節症により、以下のような症状が発症するケースがあります。
・起床時に口が開かない
・顎が痛い
・だるい
・口が開きにくい
・首こり・肩こり
・喉のつまり
・息苦しい
取り外し式の顎位矯正装置を夜間装着することで、上下顎の歯列の拡大をおこないます。それによって「顎の筋肉の補正」さらには「下顎の入り込み」「捻じれ改善」の効果が期待できます。さらに、顎位がよい位置に補正されたら、次はワイヤー矯正で噛み合わせを整えていきます。
筋肉を補正しないまま顎位を変えて噛み合わせを作ろうとすると、顎周辺の筋肉が馴染まないため、違和感が生じることが考えられます。まずは、取り外し式の顎位矯正装置で筋肉を補正しながら、下顎を誘導させることで、正しい顎位で違和感なく噛めるようになります。

ワイヤー矯正
顎位矯正術で顎の歪みを正した後は、ワイヤー矯正により、正しい顎位で上下の歯の山谷が合う安定した噛み合わせ矯正をおこないます。
この施術のリスク・副作用について
顎位矯正術は患者様一人ひとりに合ったプレートを作成して矯正治療をおこないますが、夜間のプレート装着により「睡眠障害が起きる」「顎がこわばる」「違和感を感じる」などのケースがあります。また、プレートを装着することが自体が「苦手」「合わない」という患者様がいらっしゃいます。

