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歯ぎしりで噛み合わせが悪くなる?その原因と対策

「昨日も歯ぎしりしてたよ…」
なんて言われても、無意識にしてしまう就寝中の歯ぎしり、食いしばり…どうやって治したらいいのか悩まれている方はたくさんいらっしゃるかと思います。
過度の歯ぎしり、食いしばりをすると歯に強い力がかかり、歯並びを乱れさせ、噛み合わせが悪くなったりすることもあります。
また、顎関節にも負担がかかり、周辺の筋肉の緊張も強くなるので、顎関節症の原因の一つにもなります。

そこで今回は、歯ぎしりをする原因や噛み合わせとの関係性、そして対策について見ていきたいと思います。

歯ぎしりには種類がある?

さて、一口に歯ぎしりと言っても、そのやり方によって主に「グライディング」「クレンチング」「タッピング」の3種類に分けられます。

「グライディング」は上下の歯を左右にすり合わせることを言います。無音の場合もありますが、ギリギリと音が鳴るので周囲の人にも気づかれやすく、指摘されて気づくというケースが多いです。

「クレンチング」は上下の歯を合わせてギューっと歯を食いしばっている状態です。
重たいものを持ち上げる時や、パソコンやゲームなどに集中している時など力が入っている時にもしやすいです。
音が鳴らないことが多いので、自覚するのが難しいタイプです。

「タッピング」は上下の歯を小刻みにぶつけることを言います。

歯ぎしりが体に及ぼす影響とは?

では、歯ぎしりをすることによって、私たちの体はどのような影響があるのでしょうか?

私たちは口を閉じている状態であっても、上下の歯は接触していないのが正常です。
1日に上下の歯が接触する時間は、15分~20分程度と言われています。

ですが、歯ぎしりをすることによって、通常は離れているべき歯が接触し、しかも強い力でギリギリするので、顎周りの筋肉等が必要以上に使われてしまうため、ている時間が長くなるので、以下のような様々な症状を引き起こす原因となる場合があります。

・顎関節症
・歯や歯肉などの損傷
・歯の位置がずれる
・歯がぐらつく
・筋肉の緊張による頭痛、首や肩のコリ

歯ぎしりが噛み合わせを悪くする?

さて、続いては噛み合わせと歯ぎしりの関係を見ていきましょう。
歯ぎしりをすると、歯が削られてしまったり、歯の位置がずれてしまい、徐々に噛み合わせが悪くなる可能性があります。
噛み合わせが悪くなると、噛む力が均等にならず、顎関節にかかる力も不均等になり、どちらかの顎関節を酷使するようになり、顎のトラブルの原因になります。

噛み合わせ悪いと、きちんと接触する部分が少なくなり、噛む力が均等にならず特定の歯だけに負担がかかってしまい、バ

では、歯ぎしりをするとどうでしょう?
歯が削られてしまったり、歯の位置がずれてしまい、それまでしっかり接触していた部分がうまく合わなくなってしまう可能性もあります。

歯ぎしりの原因とは?

このように悪影響を及ぼす歯ぎしりですが、実は悪いことばかりではありません。
歯ぎしりの原因は主に「ストレス」と言われており、ストレス発散のためにする歯ぎしりは一概に悪いとは言えません。

ただ、歯並びや噛み合わせの問題で、必要以上に強い歯ぎしりしている場合は、対策が必要です。

歯ぎしりの対策法

ここからは、歯ぎしりをしないための対策を見ていきましょう。

1.噛み合わせを確認しましょう
夜寝ている時の仰向けの状態などでは、下顎が下がりやすく、奥歯でギリギリしやすくなります。また、下顎の動きを邪魔する歯があると、そこをギリギリしたりします。
ですから、噛み合わせは、ただ食事などがうまく噛めるなどだけでなく、睡眠時の無意識の状態でも、下顎をスムーズに動かせることが大切です。

2.ストレスをためない!
これは難しいかもしれませんが、ご自身で有効なストレス発散方法を見つけましょう。
寝る前に悩みや考え事などをするのも、歯ぎしりの原因になります。
また、睡眠環境を整えることも大切です。寝返りを妨げない自分に合った高さの枕やマットを選ぶことも大切です。

3.ストレッチやマッサージをしよう!
無意識のうちにする歯ぎしりの力は強く、筋肉が緊張している状態になっているので血行が悪くなったり、筋肉が凝ったままになっていることが多いです。
ですので、それをほぐすためにも生活の中にストレッチやマッサージを取り入れながら改善をしていきましょう。
リラックス効果も期待できます。

4.普段から意識をしよう!
日中、上下の歯を当てていたり、常に噛みしめる癖が或る場合は、気がついたらすぐにやめるようにしましょう。
日ごろからそのように習慣づけることで、いつの間にかやめることが出来るようになり、そうなれば寝ている間の歯ぎしりも軽減する可能性はあります。
また、舌のポジションがいつも下がっていると、睡眠時にも下がって、下顎も下がりやすくなります。

5.ナイトガードを使おう!
気を付けていてもやはり歯ぎしりをしてしまうことはあります。
そのような時に、歯を傷つけないためにもナイトガードを使うことで、歯や顎関節にかかる負担を軽減する事が出来ます。
ただし、形態や機能性があっていないものを使うと、効果が期待できない場合がありますので、専門医で作るのがお勧めです。

まとめ

さて、今回は歯ぎしりについて、噛み合わせとの関係性についても見てきました。
夜間行う歯ぎしりは、無意識に行われるものですし、ストレス解消という面からは、全くなくなるということはないかもしれませんが、歯や顎関節に損傷を与えてしまう位のひどいものは対策が必要と言えるでしょう。

ですが、意識をするだけでもだいぶ状況は変わってきますので、諦めずにしっかりと向き合っていきましょう。

まずは専門医による初診カウンセリングをご予約下さい。電話03-6304-0917

2021-01-04T18:39:52+00:00