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吹奏楽部や楽器演奏者はなぜ顎関節症になりやすいのか

楽器演奏者とくに管楽器演奏者は一般の人に比べて顎関節症になりやすいのをご存知でしょうか?吹奏楽部に所属し管楽器を担当する3人に1人が顎関節症の症状があると言われています。

昨今、顎関節症を発症する若い男女は増加していますが楽器演奏者は特に多いようです。顎の痛みや頭痛、肩こり、口が開かないなどの症状を感じていたら危険信号です。ブラスバンドや吹奏楽部で演奏するのは楽しいものですし長く続けたいものです。顎関節症になりやすい理由やその対策について解説します。

なぜ、管楽器の演奏者が顎関節症になりやすいのか?

管楽器は唇を振動させて音を出す金管楽器、振動させずに音を出す木管楽器に大別されます。主な楽器には以下の様なものがあります。

  • 金管楽器:トランペット、トロンボーン、ホルン、チューバなど
  • 木管楽器:フルート、クラリネット、オーボエ、サックスなど

この中で顎関節症になりやすいと言われているのが、主に金管楽器です。また、木管楽器は比較的少ないようですがサックスなどは例外です。これらの楽器で共通して言えることは大きくてきれいな音色を奏でるために口の中から強い力が必要なことです。

管楽器の演奏では顎口腔に負担をかけ、特に顎口腔筋と呼ばれる顎の周りの筋肉に大きな負担をかけます。この顎口腔筋の過緊張やストレスが、管楽器の演奏者が顎関節症を発症する大きな原因と言われています。

吹奏楽部の学生が顎関節症になりやすい理由

 顎関節症になりやすい管楽器の演奏者ですが、その中でも吹奏楽部に所属する学生は特に多いようです。その理由は大きく2つあります。

毎日・長時間の練習による顎口腔への負担

毎日の練習により、必然的に楽器の演奏時間が長くなってしまいます。演奏時間が長くなればなるほど、顎関節症の原因となる顎口腔への負担は大きくなってしまいます。また、真面目で素直に一生懸命な学生だからこそ、自分の限界以上に楽器の演奏を行ってしまうこともあるといえるでしょう。

演奏を失敗できないストレス

数十人で1つの演奏が完成される吹奏楽において、自分1人の演奏の失敗は吹奏楽部全体の失敗へと直結してしまいます。そのため、絶対に失敗はできないという自分へのプレッシャーをかけてしまいがちです。まだまだ自分の心をコントロールできない学生にとって、このプレッシャーは大きなストレスを生み出すことになります。

また、人は大きなストレスが加わると、無意識のうちに歯を強く食いしばってしまいます。そして、その歯の食いしばりより、顎口腔筋へ負担をかけてしまうのです。

他の楽器演奏者もTCHに要注意

 吹奏楽部の生徒だけでなく打楽器など他の楽器演奏者も顎関節症には用心が必要です。顎関節症の予備軍とも言われるものにTCH(Tooth Contacting Habit)という噛みしめ癖があります。これは緊張状態、ストレスが強い状態が続く場合に“無意識に歯を食いしばる癖”があるというものです。

通常の日常生活においては、上の歯と下の歯はほとんど接していません。一説によると、1日のうちに上下の歯が接している時間はたった20分程度といわれています。口を閉じていても実は上下の歯はお互いにほとんど当たっていない状態なのです。

でも、木管楽器や打楽器などの他の演奏者も演奏時や練習時には緊張・ストレスによりTCHになる傾向があります。そして、この歯と歯を強くかみしめる癖や行為は、顎関節症を発症する最も大きな原因となります。管楽器以外の演奏者でも緊張やストレスに弱い人は、TCHが原因による顎関節症の発症にも注意が必要です。

どんな症状が起きるのか?

実際に吹奏楽部や楽器演奏者に起こる顎関節症の症状は大きく2つあります。

顎周辺に痛みを感じる

最も辛い症状が、耳の下付近の顎関節に痛みを感じたり、頬やこめかみなどに痛みを感じることです。口を開けた時や閉じる時など、顎を動かす動きに伴って痛みを感じます。楽器を吹く際に力を入れることで痛んだり、ひどい場合は楽器をくわえるだけで痛みを感じることもあります。

口が開けづらい

顎関節がズレてしまっているなど何らかの異常によって、顎の構造に問題が生じ口を大きく開けられないという症状もあります。口が大きく開けられないため演奏どころか楽器を口にくわえることすらもままならいことになります。さらに重症の場合は、口がまったく開けられなくなったり、反対に開いた口を完全に閉じられなくなってしまうこともあります。

口の開閉に問題が生じると管楽器の演奏者には大きな影響を及ぼしてしまうでしょう。そして、症状がより深刻な場合は、楽器の演奏どころか日常生活にすら大きな影響とストレスを生み出すこととなってしまいます。

また、顎関節症は1度発症してしまうと、治療には長い時間がかかってしまうという特徴もあります。これだけの症状が長く続いてしまうことは、楽器演奏者にとっては非常に辛い日々といえるでしょう。

長く演奏できるように顎関節症対策をしましょう

顎関節の症状や顎関節に少しでも違和感を感じたら、できるだけ早く顎関節症の対策をしましょう。将来有望な演奏者でも、顎関節症の影響で楽器を辞めてしまったという人も少なくありません。顎関節症の症状としっかり向き合い、できる限り早めの対策を行うことが、演奏者として楽器を長く楽しむことへと繋がるのです。

スプリントというマウスピースを用いた治療法

顎関節症の最も一般的な治療法で、プラスチック製でできたマウスピースを上下どちらかの歯列に合わせて使います。このスプリントを使用することで、顎関節の負担を軽減させます。

新宿デンタルオフィスでは、顎関節症の患者様ひとりひとりの噛み合わせに合わせた特製ナイトガードを作成しご提供しております。また、顎関節症の抜本的な治療として、顎位を矯正するスプリントも作成しております。

自宅で簡単にできる対策

顎関節症の症状を感じたら、まず始めるべきことは、「固い食べ物や何度も咬む必要のある食べ物は控える」ことです。固い食べ物を食べる際は、顎関節に負担がかかってしまいます。何度も咬む必要のある食品も同様です。

固い食べ物をどうしても食べたい場合は、小さく切って食べたり調理法を工夫して食べたりすることを心がけましょう。また大きく口を開ける動作も控える必要があります。関節の痛みが軽減してきた場合には、顎関節の「マッサージ」も効果的な対策です。人差し指と中指で顎の関節部を軽く押さえゆっくりと円を描くように、気持ち良いと感じる程度の力でマッサージしてください。

また絶対に強く揉まないように注意も必要です。過度な力でのマッサージは症状を悪化させる危険性があります。このマッサージは顎関節症の予防としても効果的なので、発症前の演奏者にもおすすめです。

休養を取ることも立派な対策

顎関節症にかかっている間は、楽器の練習量を一時的に減らしたり、休養を取ることも有効な対策の1つです。1日でも多く練習したいという演奏者にとっては辛い決断ではありますが、深刻な症状が出る前に休養を取る勇気も必要です。

 まとめ

吹奏楽部や楽器演奏者にとって、顎関節症は切っても切り離せない病気といえるでしょう。実際に、プロの演奏者の方でも顎関節症を抱えながら活躍している方もいます。発症しないことが何よりですが、発症してからの対策や付き合い方も非常に重要で、その後の演奏に大きく関わってきます。無理なく楽しい演奏を常に心がけて、より長く演奏できる人生を送りましょう。

また、自分だけで行う対策だけではまだ不安という場合は、やはり一番は専門家に診てもらうことです。楽器演奏者で顎関節症の疑いがある方は新宿デンタルオフィスの無料カウンセリングを受診されることをオススメします。

 

まずは専門医による無料カウンセリングでご相談ください。電話03-6304-0917

2017-07-06T17:37:30+00:00