顎関節症の症状「自律神経失調症」
自律神経失調症は、病院で検査しても特に異常が見つからないのに、身体がだるくて辛い、頭痛がする、めまいがするなどがある場合につけられる診断名ですが、
顎関節症の症状とされる症状と多くが重なります。
それは、顎関節症で、顎関節に負担がかかることで、顎関節と繋がる頭蓋骨にも歪みが生じたり、首のコリが強くなったりし、自律神経と大きく関わる脳脊髄液の流れが悪くなるためだと考えられます。
脳脊髄液は、脳から仙骨までを循環し脳や神経に栄養を送り、老廃物を排出する役割がありますが、その流れが阻害されると、脳の機能が低下し、自律神経がうまく働けなくなります。
また、自律神経のバランスが崩れる原因はストレスであると言われています。
ストレスといっても、精神的なものだけでなく、気温や天候の急激な変化によるものなど肉体に負担となる刺激も含まれます。顎関節症によっておこる筋肉の緊張、身体の歪みも脳にはストレスとして伝わってしまいますので、これも要因の一つにはなるでしょう。