ラミネートベニア・ホワイトニング

「ラミネートベニアって?」

そんな方も少なくないかと思います。
簡単に言ってしまえば、「必要以上に削ることなく、気になる“歯の色”を美しくできる治療法」。
今回はラミネートベニアの症例をご紹介します。

ラミネートベニアとは?

ラミネートベニアは、歯の表面の透明層であるエナメル質を約0.4~0.9mm削り、その厚みに薄いセラミックを貼り付けることにより深層の歯の色との調和を図り、天然歯の美しい輝きを取り戻す方法です。

では、実際にラミネートベニアの症例を見てきましょう。

ラミネートベニアの症例

上顎中切歯に以前虫歯治療のため、白い詰め物で処置をしてあります。
これは、基本的にプラスチックの材質のため、吸水性に富み口腔内の唾や汚れが浸透する欠点を有するため、
経年的に変色するというデメリットがあります。
このような経緯で歯の内面からの変色を気にされるケースも結構あります。

従って、この治療法は歯の深層部の色合いが非常に重要になります。
重度の変色歯の場合、綺麗な仕上がりに達しないケースもあり得ますので術前の審査・診断は大変重要であり、
この時点で治療法の選択を間違わないようにしたいものです。

また、少しでも良い成果を出すため、内面の歯の色が明るくなるようにこのケースでは有用と思われたので、術前に
ホワイトニングを行いました。
このように補綴処置の本数が少なく、周囲に天然歯が沢山存在するケースでは特に“歯の色”は仕上がりを左右する大きな要因となります。
このケースでは、ホワイトニングにより全体的に白い歯を得ることが出来ました。

歯の形成は多くありません。
歯の構造力学的にも沢山削るより、この方が応力にも強いという科学的データが証明されております。
かみ合わせとの関連も含め、ドクターは削る部分の設計も併せて考えなくてはなりません。

術前の状態。コンポジットレジンが広範に充填されている

正中の調和、歯列および歯肉縁の位置の調和を診査・診断する

ホワイトニングを終了した状態。エナメル質レベルでは1本の歯の中での均一化は図られている

支台歯形成が終了した状態

ポーセレンラミネートベニアを装着した状態
これは治療後の写真です。
画像にマウスを置いて、治療前と比較してみて下さい。

最終的なセットでも、薄く操作性の悪いベニアにおいては非常に繊細な治療プロセスを要しますので、技術はもちろん豊富な知識と経験のあるドクターと、セラミストの両者の融合が最も必要となる、難度の高い治療法とも言えます。
最終的な接着には、やはり特殊なカラーセメントを使用し最後まで色調の表現にこだわります。
素晴らしい機能美が表現されました。

▲このページの先頭へ