よい噛み合わせ・悪い噛み合わせ

よい噛み合わせ・悪い噛み合わせ

噛み合わせは全身に様々な影響を及ぼします。
代表的なものは、顎関節症などアゴ周りの不調ですが、噛み合わせが影響するのはそれだけではありません。
頭痛や腰痛、肩こりなど、全身の不調が噛み合わせの悪さによって引き起こされている場合があります。

そこで考えておきたいのが、自分の噛み合わせの状態についてです。
良い噛み合わせと悪い噛み合わせのどちらに属するのかチェックすると、身体への影響を検証できます。
元々、噛み合わせが良い人でも、一生涯変わらずに噛み合わせが良いとは限りません。
様々な原因で歯や顎への負担はかかりますから、知らず知らずのうちに噛み合わせが悪くなっている事もあり得ます。
ひょっとしたら身体の様々な不調は噛み合わせのバランスの悪さが原因になっているかもしれません。

あなたの噛み合わせはどれですか?

■良い噛み合わせ

良い噛み合わせと言われますが、実際はどのような状態を指すのでしょうか。
最も大切なことは、左右の顎関節のずれがない正しい顎の位置で、奥歯も前歯もバランスよく噛み合っている状態です。噛み合わせのバランスが悪い状態では、どこか一か所が強く当たっていたり、噛んだ時に歯や顎に違和感が出ることもあります。

特に、奥歯の噛み合わせは、下顎の位置を安定させるために重要です。ですから、顎関節が正しい位置で、左右の奥歯が均等に当たることが理想的です。
また、前歯部分は上顎の前歯が、下顎の前歯を被い、噛んだ時に下顎の前歯の切端が上顎の前歯の裏側に軽く当たる状態が良いとされています。
噛み合わせが崩れていると、上下の前歯同士が強く当たり過ぎることもありますし、前歯が全く当たらない噛み合わせでは、奥歯に力がかかりすぎて顎関節に負担をかけることにもなります。
また、顎のずれた状態で噛み合っている場合、顎関節の状態を考慮して噛み合わせチェックする必要があります。一見、歯並びがよく、噛み合わせに問題がないようにみえても、何かしらの違和感がある場合、顎のずれが原因となっていることが多くあります。

■良いと言われる噛み合わせ
すべての歯が前後に乱れることなくきれいなU字型に並んでいるかみ合わせ
上の歯が1本に対して下の歯が2本という関係のかみ合わせ

悪い噛み合わせ

悪い噛み合わせとは、噛み合わせのバランスが悪く、顎関節にも負担が掛かっている状態です。
ですから、歯並びが一見良くても、顎関節の位置が悪く、痛みや違和感、口が開きにくいなどの症状がある場合、歯並びは良いが、噛み合わせが悪いという場合があります。
顎関節に調和していないからです。

もちろん、歯並びの悪さが原因で噛み合わせが悪くなることもあります。
例えば、歯の大きさと顎の大きさのバランスが悪く、歯並びが凸凹している場合、歯の位置が悪いために、顎がずれて噛み合わせも崩れることがあります。特に、下顎は上顎に覆われているので、上顎の歯が悪い位置にあると、テコの原理で、その歯を支点に下顎は簡単にずらされてしまいます。
また、歯の高さが低く、噛み合わせが低い状態も噛み合わせのバランスが悪くなる原因の一つです。特に奥歯の高さの不足は、下顎を正しい位置に維持することができず、下顎が奥に押し込められてしまいます。下顎が奥に押し込められると、顎関節にも負担がかかり、顎関節症にもなりやすい状態と言えます。

虫歯治療などで、詰め物や被せ物の高さや形が合っていないと、そこから顎がずれてしまうことや、噛み合わせが悪くなってしまうこともあります。
あるいは、日常生活で歯が磨耗することや、悪い姿勢や頬杖などの癖で顎がずれて、噛み合わせが変化していって、悪くなってしまうこともあります。
特に、寝ている間の歯ぎしりや噛みしめは強い力が掛かってしまい、歯を磨り減らすだけでなく、顎関節への力の負担で顎を歪める原因になります。

悪い噛み合わせは放置しておくと、顎の歪みやズレが大きくなり、顎関節症を引き起こす原因にもなります。
顎がずれると、身体は様々な部位でバランスを取ろうとするので、筋肉の緊張が強くなり、骨格を歪めることにもつながり、肩こりや腰痛などの症状を引き起こすこともあるので早めに対処しましょう。

■悪いと言われる噛み合わせ

開咬(オープンバイト)

奥の歯は噛み合っているのに前の歯が開いている噛み合わせ
遺伝や顎の骨の形態異常により起こることがある
通常、外科的矯正(骨切り)になる場合が多い症状。当院では、独自の手法で顎を誘導し、手術で切らずに治療する

過蓋咬合(低位咬合)

歯が噛み合った時に前歯の上の歯が下の歯を隠してしまうような深い噛み合わせ
気道の容積が狭くなり呼吸器系の疾患になりやすい

屋根状咬合(低位咬合・出歯)

前歯の上下の噛み合わせで上の歯が前に突き出していて、下の歯を屋根のようにカバーするような噛み合わせ
奥歯の高さ不足によって起こりやすい

反対咬合(受け口)

下の歯が上の歯の前に出てカバーするような噛み合わせ
上顎の骨の未発達もしくは、下顎骨の過大成長と奥歯の高さの不足によって起こりやすい
オープンバイトと同様に外科的矯正が必要になる場合があるが、当院では切らずに治療する

咬叉咬合

歯のどこか一部が高くなりすぎていたり、低すぎていたりして自由に動かせなかったり、奥歯が歯列のアーチからはずれて生えるなど歯並びの悪さにより顎の動きがスムーズに行かない状態の噛み合わせ


顎関節症お問い合わせ

▲このページの先頭へ