顎がカクカク(ガクガク)鳴るのは顎関節症かもしれません

顎がカクカク(ガクガク)鳴るのは顎関節症かもしれません

口を開け閉めするとき、または顎を動かしたときにカクカク・ガクガクとした音がすることで不安を感じていませんか?

食事のために大きく口を開けたときやあくびなど、音が鳴ることは多々あります。音の表現としても、カクカク・ガクガク以外にもミシミシ、ジャリジャリといった場合もあるようです。

これらの音は通称クリック音と呼ばれ、関節がずれることによって起きる雑音です。
そして、クリック音がするからといって必ずしも顎関節症ではありません。もちろん、顎関節症の可能性も少なからずありますのでそれぞれのケースについて詳しくみていきましょう。

顎のカクカク・ガクガクはただ習慣や環境によるもの?

顎がカクカク・ガクガク鳴る第一の原因としては、日常的な習慣や環境です。
例えば歯を食いしばる癖のある人や、夜眠っているとき、無意識に歯ぎしりをしている人です。
この場合、上下の歯を長時間かみ合わせ続けてしまうことで、歯や歯周組織、顎関節などに何らかのトラブルが起きてしまうことがあります。
なかでも顎関節に起こりやすいトラブルは、関節円板の位置がずれることです。
関節円板とは骨がこすれないようクッションの役割を果たすもので、その関節円板の位置がずれてしまうとカクカク・ガクガクとした雑音が生じてしまうのです。
雑音が生じる可能性のある習慣は他にもあります。ガムを長時間噛むこともその1つです。
また、もともと持って生まれた顎関節や歯の造りが影響している可能性もあります。
例えば、関節がもともと小さい人、奥歯がかみ合いやすいような歯の造りになっている人などです。
ただし、これらにあてはまる場合でも顎関節症をすでに発症している、あるいはこれから発症する可能性は100%ではありません。習慣や環境が原因で顎から雑音がしているものの、顎関節症ではないというケースが多いようです。

顎関節症が疑われるのはこういうケース

とはいえ、顎から異音がした場合、顎関節症の可能性もないわけではありません。
どういったケースであれば顎関節症の可能性が高いかぜひ知っておきましょう。

顎関節症が疑われるのは、顎がカクカク・ガクガク鳴る症状に加えて下記の症状が生じているときです。

・口の開閉に連動してあごに痛みを感じる
・かみ合わせに変化や違和感が生じる
・口を大きく開けづらい(指2本分以上開かない)

これらのいずれかとカクカク鳴るクリック音が揃って症状が生じているケースが、顎関節症と診断されることが多いのです。

ですから、音が鳴るからといって必ずしも顎関節症と決めつける必要はありません。

他の病気である可能性も

そして、顎関節症以外の病気である可能性もあります。顎関節症と似た症状を持っている他の病気は以下の通りです。
・親知らずの炎症
・顎関節や顎の筋肉の炎症、外傷など
・顎に関する神経の炎症など
・発作性神経痛
・歯や歯周組織など口内の病気
・慢性頭痛
・脳に関連する病気(脳腫瘍、脳内出血など)
歯や顎の筋肉に痛みを生じる場合はそのものに炎症を起こしている可能性もありますし、神経痛や脳に関連する病気の場合は顎を含めた顔全体に痛みが生じます。
顎に異音がする、顎が痛む、口が開けづらいといった症状が出ていてもすぐに顎関節症と決めつけない方が良いですね。

顎関節症かも!?と心配になったら病院へ

今回ご説明したとおり、顎の雑音の理由は習慣や環境によるものが大半です。
習慣や環境によって音が鳴ることが多く、そこから顎関節症になることは少ないと言われています。

ただし、少ないケースではありますが、「実は顎関節症だった」「習慣や環境要因だったけれど本格的な顎関節症に移行してしまった」ということも起きています。

顎がカクカク・ガクガク鳴っていても、特に痛みが生じないのでそのままにしているという人もたくさんいるかもしれませんが、「顎関節症だったらどうしよう」「何か大変な病気だったら…」漠然とした不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。

病院を受診すればその悩みは払拭できます。専門科を受診し不安を取り除けば、穏やかな毎日をお過ごしいただけるでしょう。

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