実際の治療例
実際の治療例
Y.Hさんの治療の流れ
- 主訴
- 歯並びの悪さ
- 夜間の噛みしめ、歯ぎしり
- 奥歯が上下で当たる感覚がなく、どこで噛み合わせたらよいか分からない。
- 右顔面、頭、首、肩の慢性的な張り、右頬の痛み
- 生理痛
- 頭痛、頭の締め付け
- 耳鳴り
- 既往
- 大学卒業後に右下第二大臼歯(一番奥)の歯を虫歯の為、抜歯 する。その後、右首、右肩、右顔面に痺れるような張りが出始 め、頭痛、耳鳴りなどその他の症状も気になりはじめた。 歯並びが気になり歯科矯正をしようとしたが、上下小臼歯の抜 歯が必要と言われ断念した。 噛み合わせの相談の為、当院の無料カウンセリングに来院され 、噛み合わせ治療と同時に非抜歯の矯正もできると知り、治療 を開始した。
使った放置はコレ!
透明の拡大装置
右:下用
左:上用
Yさんのコメント
・歯を拡大させる前は、常にこめかみの上あたりの締め付け感 があり、頭痛も頻繁にありました。 拡大がだいぶ進んできた頃から、その頭の締め付け感がなくな ってきて、頭痛も気にならなくなってきました。 ・月に数回ですが、耳鳴りがすることがありましたが、歯を拡 大させた頃からなくなりました。 ・以前は、夜寝ている間の噛みしめが強く、朝起きた時が一番 疲れているぐらいに体が緊張して、顎も痛くてすぐに起き上が れませんでしたが、DXプレートを入れて寝ると、強い噛みし めはなくなり、楽に起きられるようになりました。 ・歯並びが悪く、人前で笑う時は前歯が見えないように笑うな ど気にしていましたが、拡大して歯並びもよくなったので嬉し いです。ワイヤーをつけての矯正は諦めていましたが、取り外し式で、 昼間は何も付けていないので、日常生活に支障がなくてよかっ たです。
- 拡大終了後、奥歯の隙間を補う為、クリアプレートを使用して更に筋肉を伸ばす。歯列の拡大を行った場合は、後戻りを防ぐ為の保定も兼ねる。
クリアプレートで高さを補うと共に、顎位を決定し、諸症状の改善を図る。
結果、顎関節周辺の筋肉は伸び、顎位が安定した為、上下の歯に隙間が生じた。
使った装置はコレ!
クリアプレート
右:夜用
左:昼用
Yさんのコメント
・デラックスプレートを終了がした頃には、筋肉がのびたこと で奥歯がすい ていたので、昼間少し不安定でしたが、昼間もクリアプレート を入れるよう になり、噛み合わせも安定し、プレートを入れていた方が、姿 勢が良くなる感 じがしました。 ・しゃべっていると、だんだん舌根が下がってきて、喉が締め 付けられるような感じで声が出し辛くなっていましたが、気に ならなくなりました。 ・時々、呼吸がしにくいこともありましたが、クリアプレート を入れるようになってからはなくなりました。最終補綴
クリアプレートにて下顎位の適正位置への誘導(リポジショニ ング)が終了し たら、その顎位で安定させる為に最終的な処置を行わなければ ならない。手段は3つあり、Y.Hさんの場合は<セラミック冠>を被せ る手法を選択し た。歯を一層削る必要があるが、24時間本来の歯で噛める状 態にする抜本的 な治療である為、この手法を選択される患者様が多い。
その他、天然歯の上にそのまま被せる<メタルプレート法>が ある。 歯を削る必要はないが、材質的に咬耗しやすい。ただ、すり減 った部分は後か ら盛り足すことは可能である。大きなデメリットとしては、虫 歯になりやすい ことである。簡単に外れる恐れのある方には、セメントで仮り 付けすることも ある。
もう1つは、歯への余計な負担がない<自然挺出法>がある。 天然歯を噛みあう位置まで伸ばす手法で、被せものは使用しな い。20歳以下 の発育期にある中学生、高校生に多用している。
仮り歯(プロビジョナルレストレーション)に置き換える
高さを補正し、下顎位がほぼ定まった時点で、奥歯を最小限に削って仮り歯へと置き換え、細かな微調整をする。
本来の上下の歯で噛める状態に回復させる手法であるが、歯を必要最小限の一層削り、被せる必要がある。
Yさんのコメント
クリアプレートは、自分の歯の上にのせている物でしたが、仮 り歯になってからは、自分の歯のように生活でき、さらに体と のバランスがとれるようになってきました。セラミック冠を被せる
仮り歯の状態で身体が安定し、不定愁訴が改善されたら、セラミック冠で最終的な被せ物をする。
セラミック冠は歯と同等又はそれ以上の硬さがある為、噛み合わせが変化しない。更に審美性にも大変優れており、変色しない材質である。表面は滑沢な為、プラークが付着しにくく、歯肉への影響は最も少ない。
Yさんのコメント
仮り歯よりもさらに馴染みがよく、自分の歯の様で違和感も感 じていません。体のバランスや重心が安定して、慢性的にあった 側の肩・首 のこりが気にならなくなりました。
10年来の生理痛もほぼ無くなりました。噛み合わせ治療で改善できると 思っていませんでしたが、顎の歪みや捻れで体も歪むと聞いた ので、それが補正され骨盤の歪みや、動きが良くなったのかと 思います。
<メタルプレート>
クリアプレートにより顎位が決定し、不定愁訴が改善されたら、歯を削らずに、補正後の顎位を安定させる装置をいれ、高さを補う。

素材的にすり減りが起こるが、噛み合わせの面に盛り足す事が可能である。歯を削らない為、どうしても歯を削りたくない人に有効な手法である。しかし、歯とメタルプレートとの間に細菌を含む唾液が介在し、培養状態になる為、歯表面の虫歯になりやすい。歯の上に乗せているだけなので、外れる恐れのある人は、仮り付けセメントで着ける事も可能である。
<自然挺出法>
クリアプレートにより顎位が決定し、不定愁訴が改善されたら、隙間分がつまる高さまで天然の歯を挺出(のばす)させる。
骨が柔かく、まだ発育段階にある成長期が望ましい。中学生、高校生に多用する手段で、歯への負担がなく、大変有効である。
まず下顎小臼歯までの透明な装置を入れ、大臼歯部を挺出させる。結果、奥だけが噛み合う様になり、小臼歯部〜前歯に隙間が生じる為、装置を入れない期間を設けて、他の全ての歯も挺出させ、全体で噛める様にする。
使った装置はコレ!
定期検診
1年に2〜3回、噛み合わせや顎関節の状態、歯肉、及び身体のバランス等に問題が生じてないか、検診に来て頂く。




